「クロノ・クロス」リンクを探せ!

ややマニアック企画です。
シリーズ作『クロノ・トリガー』『ラジカル・ドリーマーズ』とのリンクネタ(関連)を探そうというコーナー。
『クロノ・クロス アルティマニア』とかぶっているネタありです。ゴメン。
どっちかと言うと重箱の隅つつき系。

クロスの物語の根幹に関わるリンクネタは、除外してあります。
(ガッシュ、ルッカたち3人組、サラ、ラヴォス、アザーラ等……これはネタというより、シリーズ上の物語の繋がりであるので。)
あと、システム的なことも……「強くてニューゲーム」システムとか、他のゲームでも存在するような「しくみ」については、除外させていただきます。


イベント・メッセージ編  アイテム・ワザ編


●イベント・メッセージ編●

ネタバレ贅沢オープニングデモ!(情報・文月かい様)

「時の傷痕」に乗せて展開する、クロスのオープニングムービー。クリアすると分かるが、実は物語のかなり終盤のムービーまで、惜しげもなく使用されている「超ネタバレ名シーン集」なのである。「トリガー」オープニングデモの方はというと、こちらは「クロノ・トリガー」テーマ曲に載って、やはり最終盤(黒の夢登場あたりまで)のイベントシーンまで、見所がこれでもかと編集されている名オープニングだったりする。巻頭第1曲目が、ループする楽曲でなく、きっちり「終わる」独立した1曲というところも共通する(ちょっとアニメっぽい手法かも知れない)。

迷宮・突入・少女の誓い

物語冒頭の、セルジュの「夢の中の迷宮」のシーン。エレベーターから飛び出して来たキッドが叫ぶ「さあ、行こうぜ、セルジュ!」以降の台詞は、「ラジカル」冒頭のキッドの台詞をほぼ完全に踏襲したもの。両者の微妙な差異の比較検討は、クロノポリス4階にある「手記」のデータから見ることができる。

目覚める少年・お部屋の秘密(情報・01様)

寝坊したところを、母の声で起こされるオープニングの形式は、完全に「トリガー」の踏襲。また、主人公セルジュの部屋のカーテンが開閉自在な仕組みや、ネコを飼っている点も、「トリガー」の主人公クロノの部屋と同じである。
また主人公と大きく関わる二人のヒロインが、赤と青の反属性どうしという関係性をもっている(但し「クロス」の方では「幼馴染」であるレナが青属性となり、「トリガー」とちょうど正反対の状況になる。)

偉大なる探検家トマ14世

アルニ村Hを皮切りに、ホームワールドの各所で、その活躍(?)を見られるトマ14世。彼は「トリガー」中世に活躍していた冒険家トマの子孫と思われる。「トリガー」ではクールで酒好きな冒険家だったというのに、子孫は……

長といえばケチ(情報・烈火様)

アルニ村Aで村長をつとめるゴンジーは、ケチなことで有名。「トリガー」現代パレポリ町にも、やはりケチで有名な村長が存在していた。

ザ・調味料ズ

風鳴きの岬で初お目見えし、以後も世界の各所で楽しい漫才を繰り広げてくれる、クロスの名敵役・ソルトンとシュガール。もちろんこのネーミングは「塩(ソルト)」と「砂糖(シュガー)」である訳だが……「トリガー」中世で、主人公たちと対決することとなる、魔王配下の「三魔騎士」たちの名前は、ビネガー・マヨネー・ソイソー。調味料シリーズである。もしシリーズ第3作目があるとしたら、敵役の名前は「ペッパー・ジンジャー・トマトケチャップ」あたりを希望。←三人目は長すぎじゃ。

ポシュルの「原始のリズム」

冒頭のアルニ村Hでポシュルを仲間にせず、「風の岬 いとしき思い出の形見に」で、キッドを仲間にしなかった場合、翌朝にレナとポシュルが仲間になるが、この時のポシュルの台詞が「トリガー」原始の世界での「宴の踊り」の歌詞と同じものである。
「おっと、どっこい!ポシュルも一緒に行くでしゅるよ〜。みんなで遠足でしゅる〜!歌えよ、ボボンガ!踊ろよ、コインガ!遠足、遠足、たりらった〜!」

「グレン」の謎(情報・PENGUIN様、他多数)

アカシア龍騎士団のグレン。この「グレン」という名前は、言わずと知れた「トリガー」の中世の騎士・カエルの本名である。
ここから、彼は「トリガー」のカエルの生まれ変わり?いやむしろ本人?(時間を飛び超えて来たとか)と、様々な憶測を呼んでいるが、はっきりしたことはわからない。
ただ公式資料(『アルティマニア』『設定資料集』など)によれば、彼の名前は「昔の有名な英雄の名にちなんでつけられた」との記述があり、「トリガー」中世の「カエル=グレン」は、魔王を倒した勇者として、あの世界で長く称えられていることが伺える。

……ピエール?(情報・烈火様)

蛇骨館潜入時に仲間になるキャラクターの一人、ピエール。勇者を目指すバッヂ持ちというコンセプトは、「トリガー」中世の少年タータを髣髴とさせるが……この名前自体は、実は「トリガー」現代のシナリオ「王国裁判」で、クロノの弁護士をしていた男の名前と同一である。トリガーのピエール氏は、いかにもやり手の弁護士という感じであったが……まさか関係はないだろうなあ(親子とか言われたらどうしよう)。

蛇骨館の探索

「蛇骨館 過去への鍵をもとめて」での、蛇骨館A探索イベントは、「ラジカル」の名残を濃厚に漂わせているシーンである。蛇骨館に存在する「図書館」「宝物庫」「食堂」「警備員詰め所」「地下牢」「リデルの私室」「蛇骨(「ラジカル」ではヤマネコ)の私室」等の各部屋も、「ラジカル」にそれぞれ登場してきたもの。但し『アルティマニア』にあるように、「構造が酷似」しているというのは、ちょっと言い過ぎの感あり(位置関係は全然対応しない)。

しつこくすると、見返りがある?(情報・K様)

「蛇骨館 過去への鍵をもとめて」蛇骨館A探索中、カーシュの部屋にある宝箱をしつこく(20回以上)調べ続けていると、カーシュが根負けして、中味をくれる。この「しつこく語りかけたことにより、アイテムをもらう」パターンは、「トリガー」中世デナドロ山の頂上にいるマモ(白いモンスター)と共通。

地下に眠るあの機体

蛇骨館脱出後、再び館に入れるようになってから、図書館に行くと、地下の隠し部屋に入ることができる。ここに置いてある機械は勿論、「トリガー」のシルバード(の、後継機)。側にいるビィチボゥイは、しゃべり口調から言っても、「トリガー」のヌゥのなれのはてと思われる。

ダイモウジャ登場!

「海の悪夢 亡者のうたう船歌か」のダイモウジャ戦では、戦闘の始めに大量の「モウジャダマ」が合体してダイモウジャに変身するシーンがある。これは「トリガー」のシナリオ「現れた伝説の勇者」ゼナンの橋上のジャンクドラガー戦の踏襲ではないかと思われる。ザコ敵として戦ってきたアンデット系モンスターが、合体して出現するパターンだが。

焚き火の呼ぶ記憶(情報・アルファド様)

「水龍の島へ 何処に眠る青の龍」で、ラズリーを仲間にしなかった場合、ワッホイタンク戦後に起こる夜間のイベント。この「焚き火を囲んで仲間たちが語らう」というシチュエーションは、「トリガー」終盤にマルチイベント「緑の夢」クリア時に発生する「星の夢→ルッカの過去」イベントにも共通する。この手の「焚き火語らい」のシーンは、スクウェア十八番のところもあり、FF7、ゼノギアス、パラサイトイブ等にもそれぞれ登場している。(SFC時代のFFでもあったような……)

空へ跳ぶ魔法の装置(情報・K様)

古龍の砦をはじめ、終盤の星の塔など、龍族ゆかりの遺跡の特徴として、上層ブロック等に入るのに、魔法陣風の「転送装置」が使われている。これは「トリガー」古代ジール王国で使用されていた、空中都市への移動手段と酷似している(「天への道」「地への道」)。龍族は星の力を利用して文明を築いていたようだが、ジールは逆に、かつて使われていた星の力を放棄して、ラヴォスの力に傾倒していた。或いはあの「魔法陣型転送装置」は、星の力を利用したシステムなのかも知れない。それ故、放棄した地上への移動手段に、あの魔法陣が残されていたのではないか、と推測もできるのだが……。

パレポリの「黒き風」(情報・羅生門様)

イシトが隊長を務める、パレポリ軍の精鋭部隊「黒き風」。このネーミングは、「トリガー」魔王及びその幼少時代のジャキが、たびたび口にした「黒き風が、また泣き始めた……」という言葉に由来すると思われる。不吉な予感=敵地に多大なダメージを与える部隊の襲来のイメージつながりか。

スネフの「ドッペる」?

「マブーレ 人外の者たちの村にて」の、海上歓楽街ゼルベスで行われている、奇術師スネフの「ドッペルヘンゲー」。珍妙なこのネーミング、「トリガー」現代のリーネ広場に店を出している「ベッケラー実験小屋」の出し物「ドッペルくん」の転用かと推測。奇術つながりで。イメージ的に。ちょっと。

グランドリオン・イルランザー

「血塗られた魔剣 グランドリオン」に登場する、二振りの伝説の剣。「グランドリオン」は「トリガー」、「イルランザー」は「ラジカル」に既に登場している伝説の剣である。後に登場する、グランドリオンの聖霊三姉弟・グラン・リオン・ドリーンも、「トリガー」に出てきた人々(?)である。イルランザーと龍のつながりは「クロス」独自のものだが、グランドリオンを赤い魔剣、イルランザーを白い聖剣と位置付ける視点は、「ラジカル」にも見受けられる。

死海・滅びの風景の示すもの

「死海 神に見捨てられた地にて」で探索することになる「死海」の光景には、「トリガー」未来世界の風物が散見される(回避された筈の「滅びの2300年」の再来なのだから、当然と言えば当然だが)。
まずハイウェイ廃墟に転がっているカラフルなバイクは、バイクチェイスに使用したジェットバイクと同型。最初のボス敵として登場する「ケヴィン」は、このバイクチェイスで対決相手となる、半機械化人間(?)ジョニーとデザインが酷似。
滅びの塔内の、駅の廃墟で「ステーションパス」を入手せずに改札を抜けようとすると「アリスステーション指定ノステーションパスヲ提示シテ下サイ」と、エラーメッセージが出るが、この名は「トリガー」未来世界の拠点的存在の一つ「アリスドーム」に由来する(というか、あの「アリスドーム」の別次元における姿が、滅びの塔なのかも知れない)。
次元の揺らぎの先にある機械「エナ・ボックス」は、「トリガー」未来世界での回復マシンで、「空腹が満たされない」点もしっかりと踏襲されている。ここから先の風景は、「トリガー」現代のリーネ広場の構造そのまま(中央の噴水など)で、先に進めば「マールディアの鐘」を望める(「マールの鐘」は「トリガー」エンディングで、ガルディア王国千年祭を祝って設置されたもの)。

脱出・救出・ステンドグラス

「蛇骨館ふたたび! 囚われの敵」での、リデル救出イベントの最後に、主人公たちは蛇骨館図書館のステンドグラスを割って、外へと脱出をはかる。ステンドグラスを割って出るイベントは、「トリガー」終盤のマールのイベントで、王国裁判にかけられた父王を助けようと、マールが裁判所に乗り込むシーンにも使われた共通のモチーフ。ただ「トリガー」では、ガラスを割って「中に飛び込んで来た」のに対し、「クロス」では「外へ飛び出して行く」構図になっていたりするのが、おもしろいところ。

クロノポリスにラジカルのデータが!?

クロノポリス4階左側の部屋には、「別の世界」のセルジュやキッドたちの冒険を描いたらしい手記が発見できる。これは言うまでもなく、「ラジカル」の冒頭部分。
当サイトのオープニングテーマのMIDIと合わせて説明すると、イントロ部分が「祖父の日記」を発見したくだり、「ラジカルのテーマ(夢の岸辺に)」が流れ出した瞬間に、「おまえはまだ/おぼえているだろうか」から始まる、手記の本文に突入(ここまでのグラフィックは「クロス」オープニングの「日記のある机」の風景と酷似)。「ラジカル・ドリーマーズ〜盗めない宝石〜」のメインタイトルはこの時点では実はまだ出ず、「キッド……」の呼びかけが切れた直後から、画面は転換。同時に曲もアップテンポパートに入り、セルジュたちの台詞の応酬部分に合わせて、「月を背負ったヤマネコ邸」「雲間に煌めく満月」等のグラフィックが切り替わって行く。最後のトリル部分で初めて、メインタイトル画面(『アルティマニア』P.462左上の画像)があらわれる。以上、追体験してみたい方々へのレポートでした。

進化する武器たち(情報・烈火様)

煙の見える孤島Hでの、ダリオのイベントを終了させると、セルジュの初期装備「シースワロー」が精霊の力を受けて「グランドリーム」に進化する。「グランドリオンの進化」というモチーフは、「トリガー」終盤のマルチイベントの一つ「北の廃墟」をクリアすると、聖剣グランドリオンが真の力を発揮する、カエルのイベントに由来している。

炎の孤児院・ルッカの部屋(追加情報・U/R様)

キッド再参入イベントである「炎の孤児院」イベントに登場するのは、「トリガー」でも出てきたルッカの家であり、構造は基本的に同じ(右手に増改築の跡があるが)。入口で崩れるメカは、リーネ広場でバトルゲームをやっていた「ゴンザレス」で、当時ルッカの研究していた二足歩行ロボの雛型的存在。この部屋のガラス槽に、4文字のコードを入力するパターンも、ルッカのイベントの踏襲。右の廊下に入ると壁に貼ってある「子供たちの絵」の登場人物は、言わずと知れた前作の仲間たち。
また、ルッカの私室(研究室)の左下隅には、「トリガー」でルッカがかぶっていたヘッドギアと、ロボの頭部カバーらしき物が掛けられた帽子掛けがある。
どうでもいいけどこの家、このルッカの私室の「真下」には、何があるのだろう。構造的に、あそこだけ空白なんだよね……。←いちいちつっこむなっての。

やっぱり姉弟なのでした。

「すべての夢みるものたちのために」で、オパーサの浜の次元のゆらぎから、時の闇の彼方へ転移する(ラスボス戦突入)時には、全キャラに専用の台詞が用意されている(1周目・通常の「ニューゲーム」で開始した時のみ)。この時のキッドの台詞は、「トリガー」数々のマルチエンディングの1つで、魔王が語る台詞を完全に踏襲したもの(シナリオ「魔法の王国ジール」時にラヴォスを倒すと見られるエンディング)。
世界が滅ぶというなら、滅びちまえばいい!歴史が変わるというなら、変わっちまえばいいんだ!ラジカル・ドリーマーズのみる夢がどんな夢か、このオレが教えてやるぜ!」
なんつーか……似た者姉弟だったようですね。

最後もやっぱり「目覚めて」終わる……(情報・01様)

冒頭、母親に起こされるところから始まる「トリガー」と「クロス」であるが、物語のラストや状況の大きな転換点でも、この「起こされて、目覚める」イメージが、シリーズ両作ともに、繰り返されている(「トリガー」では魔王決戦の直後とエンディング。「クロス」では初の次元転移直後と、やはりエンディングにて。すべて「起こしてくれた人」が違うのも共通するところか)。

全26話構成

「トリガー」と「クロス」には、どちらも物語の進行に合わせて、シナリオタイトルがつけられている。そしてこのタイトルの数は、両作品ともに、全26本の構成となっている。ちなみに「26話」という数は、2クール(半年間)のアニメ等が放映された場合の、平均的話数である。

オルゴールと「遠い約束」(情報・名無しのセーブポイント様)

物語のラストを飾る、オルゴールの楽曲。「トリガー」「ラジカル」「クロス」ともに、オルゴール楽曲は重要な位置を占めている。楽曲のかかるポジション自体にも共通性のようなものがあり、「トリガー」ではクロノの復活時と、エンドマーク表示後。「クロス」でもキッドのヒドラ毒からの復活直後と、エンドマーク表示後等。「ラジカル」ではセルジュがキッドを「夢の海」から救い出すシーン等……と、主人公とヒロインの重要な転機もしくは、物語のラストを飾るものとなっている(「トリガー」の場合、マールがパーティにいるかどうかで、だいぶシーンも変わっては来るが)。
そして同じ加藤正人&光田康典コンビの作品である「ゼノギアス」にも、オルゴール楽曲はリンクし、しかも「トリガー」と「ゼノ」では同じ「遠い約束」というタイトルが冠せられている(「ラジカル」では曲名が不明なので、管理人がこのサイトで勝手に「遠い約束」とかつけやがっている)。そしてこの「遠い約束」というタイトルは、「クロス」ではラスボス戦でのサラの解放〜真エンディングを飾る楽曲に、サブタイトルとしてつけられた。オルゴールと「遠い約束」ということばを巡る変遷の意味を辿ってみるのもまた一興。


「小ネタ」トップへ / 「ラジカル・ドリーマーズの小部屋」トップへ