ゲームの概要

●『ラジカル・ドリーマーズ〜盗めない宝石』は、1996年、任天堂の衛星ゲーム配信サービス「サテラビュー」においてデータ配信されたゲームである。ロム(カセットやCD)が存在せず、サテラビュー加入者が自分の専用メモリーにダウンロードしたもの以外、ソフトを留める媒体がなかった為、現在ではほぼ入手不可能となっているソフトだ。
●サテラビューは、任天堂と、衛星放送局「セント・ギガ」の提携によって提供されるサービスで、任天堂スーパーファミコン(以下SFC)の外部拡張システムのひとつである。SFC用のゲームの配信、ゲーム情報の提供などがその主なコンテンツだったが、現在ではサービスは終了している。

●『ラジカル・ドリーマーズ』の基本的なゲームシステムは「サウンドノベル」である。
だが、状況によってランダムエンカウントする戦闘は、リアルタイム制をとっており、何のコマンド(選択肢)も選択しないままでいると、状況が勝手に変化し、主人公はダメージを受けることとなる。主人公キャラには内部HPが設定されており、戦闘中の選択肢如何によっては、ダメージを受けて減って行く。特定の「回復イベント」に遭遇することによって回復する。主人公のHPが尽きると、ゲームオーバーとなる。
→バトルの詳細な内容はこちら。
●ヒロイン・キッドの主人公に対する「好感度」にも、内部パラメーターが設置されており、この値の如何によって、エンディングが分岐する場合もある。
→好感度の詳細な内容はこちら。
●サウンドノベルである以上、選択肢によって物語が様々に分岐する。だが実は、メインとなるシナリオ(以下、このシナリオを「本編」と称する)は、SFC用ゲームソフト『クロノ・トリガー』の正式な続編に当たるものである。具体的には、ラヴォス出現によって引き裂かれた、魔王とサラの姉弟の「その後」のエピソードが語られる。他の主要キャラクター(クロノ・ルッカ・マール)のその後も、断片的ながら察知できるようになっている。
●当然、脚本・演出は『クロノ・トリガー』シナリオ担当の加藤正人氏。音楽は光田康典氏。ゲームとしての質は、かなり高い。ぜひとも『クロノ・トリガー』本編と合わせて、PS移植して欲しいゲームだったのだが……残念ながら、加藤氏ご本人の判断により、移植は不可能となってしまったようである。詳しくは光田康典氏の公式ページにある、加藤正人氏紙面インタビューを参照して下さい。

登場キャラクター

セルジュ 本編の主人公(プレイヤー操作キャラ)。男性。
元々は旅の楽師だったが、3年ほど前から何の因果か、キッドらと共に盗賊稼業をしているらしい。歳の頃ははっきりしないが、言動から見れば10代後半ではないかと思われる。
戦闘能力はいまいち頼りなく、キッドにもちょっと軽く見られがち?
キッド 女盗賊。「まだ17にもならない」のだが、その筋では第1級のプロらしい。
性格は強引にしてワガママ。金目のものに目がない。
元は捨て子だったのを、ある女性に拾われて育てられた。だがその女性がヤマネコ大君に殺された為、復讐を誓ってセルジュらとヤマネコ邸へ侵入を試みる。
ギル 謎多きハイクラスの魔導師。通称「影のギル」。
年令は30歳ぐらいだろうと思われるが、いつも顔の上半分を隠す仮面をつけている為、素顔は分からない。
セルジュがキッドと出会った時には、既に彼女の相棒を務めていた。
常に冷静で寡黙な男だが、過去には何か、大きな秘密があるらしい。また、キッド自身も知らないキッドの「正体」を知っているらしいが……。
ヤマネコ大君 本編の悪役。ネコ型の獣人らしいが、詳細は不明。
牧歌的なネーミングとは裏腹に、かなりダークな人間(?)性を示し、戦闘能力も高い。
隣国を滅ぼしてまで「凍てついた炎」を奪ったり、キッドの恩人を殺したりと、悪行の限りを尽くしている。
「凍てついた炎」と「時の卵」を使って、何かやりたかったらしいが、その野望は本編では結局、明らかにされなかった……。
リデル ヤマネコ大君の養女。
実はヤマネコに滅ぼされた隣国の領主・蛇骨大佐の娘。
「凍てついた炎」と同調する能力が多少あるらしく、その力を引き出す為にと、ヤマネコ邸で飼い殺しの憂き目にあっている。
キッドたちの目的を知り、館の謎を解くヒントをくれる。

分岐結果のシナリオ(分類&解説協力;いとう様)

キッド 盗めない宝石編

言わずと知れたクロノトリガーの続編です。かなり重く、暗く、そしてせつないストーリーになっています。
シナリオ:加藤正人


ギル 愛と勇気の駆け落ち編

文字通りの話。ギルがヤマネコの養女リデルと駆け落ちします。他の話にくらべてすぐに終わります。
シナリオ:生田美和


キッドとひまわり編

ヤマネコの庭で遭遇した、謎の人面ひまわりとの戦いを描いた話。
シュールな世界観で、シリアス展開とキッチュなギャグとが交錯しています。結末は笑えるエンディング2種と、シリアスなエンディング1つの3つに分岐。
シナリオ:島本 誠


激闘撲滅流星刑事編

ギルが宇宙刑事だった!というギャグ巨(?)編です。
製作側によほどのマニアがいたのか、全スタッフの知識を結集したのか、アニメやら漫画やら特撮のパロディが満載です(Gガン、ジョジョ、etc...)。
ギルのキャラクターがぶっ壊れました。ついでにヤマネコも。
シナリオ:種子島 貴


帰郷・灯のシェア編

上3つとは違い今度はシリアスな話。
屋敷の入口で遭遇した少女の幽霊、生きた者のいない邸内、発見されるヤマネコの死体、屋敷に閉じ込められるキッド達…というようにホラータッチで話は進みます。
でもさほど怖くはありません。基本的にハッピーエンドだし。
シナリオ:種子島 貴


謎の巨神兵器パラダイスX編

ストーリー的には盗めない宝石編と同じです。ただ最終決戦が巨大ロボット物。
巨神兵器パラダイスXVSメカヤマネコ 世紀の対決という話。
シナリオ:福川大輔


影の王国・死の女神編

この話はややシリアス。「影の王国」をめぐるファンタジーふうの物語。比較的短い話です。
キッドの好感度によってエンディングが変化。
シナリオ:生田美和


ゲームの概要 シナリオリプレイ MIDI RADICAL 「ラジカル」レビュー スタッフ紹介 ラジカルBBS
クロノ・クロス情報 クロノ・クロス攻略 クロノ・クロス小ネタ 「クロノクロス」レビュー トップページ